2024.08.29[家づくりについて]
大阪でHEAT20の注文住宅を!基準を満たすためのチェックリスト
こんにちは、ゆめすみかです。
これから大阪で注文住宅を建てようとお考えの皆さま、【HEAT20】をご存知ですか?
【HEAT20】は日本の民間団体が提唱する断熱性能基準で、G1、G2、最高等級G3の3段階に分かれています。
冬の寒さ対策としてはもちろん、今からの時期、焼けたアスファルトの熱でうだるような大阪の夏を少しでも快適に暮らしたい。そのためには、【HEAT20】を意識した家づくりが必要不可欠です。
そこで、この【HEAT20】の基準を満たすためにはどういった要素が必要なのか、チェックリストにまとめてみました。地域ごとに指標が異なりますが、今回は大阪市を含む6地域について取り上げていきたいと思います。ぜひチェックしてみてください!
まず、基準に適合するためには【HEAT20】でいうところの『住宅シナリオ』を満たす必要があります。
その『住宅シナリオ』を構成するのは、大きく分けて<室温>と<エネルギー>のふたつ。順番にチェックしていきましょう。
<室温>
(1) 暖房期の最低室温を、概ね以下の温度に保つ
□ G1 … 8℃
□ G2 … 10℃
□ G3 … 13℃
(2) 暖房時の室温が15℃未満となる時間・面積の、建物全体に対する割合
□ G1 … 15%程度
□ G2 … 10%程度
□ G3 … 2%程度
<エネルギー>
(3) 平成28年省エネ基準からの暖房負荷削減率(削減の目安)
□ G1 … 40%程度
□ G2 … 55%程度
□ G3 … 75%程度
※ここまでは、公開された外皮水準地域補正ツールで簡易シミュレーションできます。
(4) 全館連続暖房したときの暖房負荷削減率(平成28年省エネ基準の居室暖房と比較)
□ G1 … 約50%増加
□ G2 … 概ね同等
□ G3 … 約40%削減
※暖房負荷が増えないG2・G3に関しては、全館暖房の導入を検討できます。
これら『住宅シナリオ』を実現するためには、熱の逃げやすさを数値化したUA値(外皮平均熱貫流率)を以下の値よりも小さくする必要があります。
<UA値>
□ G1 … 0.56W/(m2・K)
□ G2 … 0.46W/(m2・K)
□ G3 … 0.26W/(m2・K)
さらに、【HEAT20】の『住宅システム』の認証を受けるには、外皮(壁や窓、屋根、床など)の性能を高めて断熱性をよくするだけでなく、設計・施工においてさまざまな配慮が求められます。
具体的には、以下のポイントを抑えておく必要があります。
□ 断熱 … 屋根、外壁、床、開口部など、各部位ごとに適切な断熱材や工法を選択する
□ 通風 … 窓の配置や大きさ、家の中の空気の流れを考慮し、自然の風を取り入れる
□ 日射 … 夏は強い日差しを遮蔽し、冬は太陽熱を取り入れることで冷暖房負荷を削減
□ 換気 … 室内の空気を清浄に保ちつつ、熱ロスを最小限に抑える
□ 高効率な冷暖房システム … 省エネ性の高い冷暖房設備を選択することで快適性と省エネ性を両立させる
ゆめすみかが推奨するのは、【HEAT20 G2】以上の住まい。熱帯夜から解放され、焼けつくような大阪の夏も快適に過ごせる高性能住宅です。
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