2025.02.13[家づくりについて]
在来軸組工法と2✕4工法、我が家に合った工法は?
こんにちは、ゆめすみかです。
ゆめすみかでは、『在来軸組工法』と『2×4工法』のいずれかの工法で注文住宅を建てています。多くの場合、『在来軸組工法』の会社は在来工法専門であり、『2×4工法』の会社は2×4専門でやっているため、両方やっている会社というのはちょっとめずらしいのではないでしょうか。
本日は、この両工法の違いと選び方をわかりやすくお伝えしていきたいと思います。
在来軸組と2×4の特徴は?
在来軸組工法とは
日本で古くから用いられてきた建築工法。柱、梁、土台を使って組み立てていく“線”で建物を支える構造。今の木造住宅の約8割は在来軸組工法でつくられている。

2×4(ツーバイフォー)工法とは
北米から伝わってきた建築工法。2インチと4インチの規格材で壁、床、屋根を組み立てていく6面体の“面”で支える構造。枠組壁工法ともいわれる。

在来軸組と2×4の施工上の違い
在来軸組工法は、最近では柱や梁といった部材こそプレカット工場でつくられますが、それらを現場で組み立て、さらに壁を張っていくという非常に複雑な工程になっています。
その点、2×4工法の場合は大部分が工場で生産され、それを現場で組み立てていく形になります。その分、品質のバラつきが少なく職人さんの腕に左右されにくいのがメリット。
ゆめすみかのプレカット工場でも、品質管理にはかなりこだわっています。
もちろん、在来軸組工法であっても、大工さんの技術がしっかりしていれば施工上の問題はありません。
在来軸組か2×4どちらを選ぶべき?
ゆめすみかでは、在来軸組も2×4もどちらも許容応力度計算による耐震等級3を標準としています。だから、強度上の違いは大きくありません。
ただ、規格化されているということ、 “ねじれ”に強く変形を防ぎやすいということから、品質を重視する方には2×4が適していると考えられます。
一方で、天井を高くしたいとか、大開口をとりたいといった間取りやデザインの自由度を求める方には、在来軸組による設計を提案させていただいています。

ひとつだけ、規格があるということは品質の面ではメリットですが、狭小地や変形地では対応が難しく、前面道路の幅によっては現場への部材搬入ができないなど、2×4では難しいケースもあることをご理解いただけますと幸いです。
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