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2024.07.25[家づくりについて]

夏の怖い壁内結露をシャットアウトする方法とは?

こんにちは、ゆめすみかです。

エアコンが欠かせない季節になりましたね。
猛暑の屋外と、エアコンでキンキンに冷やされた室内。この屋内外の温度差によって、寒暖差疲労とか冷房病と呼ばれる、いわゆる夏バテが引き起こされることはご存じですよね?

実は、この温度差による影響を受けるのは人だけではありません。建物も、温度差によるリスクを抱えています。

そのリスクというのが、壁内結露。

壁内結露は、暑い外気と冷房で冷やされた室内空気の温度差によって起こります。
空気中に含むことのできる水蒸気の量には限度があり、この限度いっぱいの水蒸気量を『飽和水蒸気量』といいますが、飽和水蒸気量は気温が高いほど大きく、気温が下がると小さくなります。
それでは、水蒸気を限度いっぱいに溜め込んだ暑い外気が壁の中に入り込み、エアコンで冷やされた室内側の空気とバッティングすると、どうなるでしょうか?
暑い空気が冷たい空気で冷やされて飽和水蒸気量は減少し、含まれていた水蒸気が水に姿を変えてあふれ出します。

この水が、結露です。

目に見えない壁の中で起こる出来事なので、結露は知らず知らずのうちに進行します。気付かず放っておけば、構造部が腐朽したり、カビが生えたりと、建物に深刻なダメージを与えかねません。
しかも、これらのダメージは建物の耐久性を大きく損ない、カビの胞子が室内に入り込めば、住む人の健康被害につながることも。

では、この恐ろしい壁内結露をシャットアウトするにはどうすればよいのでしょうか?

まずは、気密をしっかりとること。建物の気密性が高ければ、外気は壁の内側へ侵入することができません。
ゆめすみかでは、壁の内側に硬質ウレタン断熱材を隙間なく吹き付けることで気密性を高め、結露が発生しにくい環境をつくり出しています。さらに全棟気密測定を実施し、数値による裏付けを行うことで、お客様の安心も担保。

もうひとつ大切なのは、室内や壁の中の湿気を外へ逃がしてあげるための通気層を設けてあげること。気密性の高い家は外からの湿気は入りにくいものの、内部に湿気がたまりやすいので、余計に通気層が重要になってきます。
そして、この通気層の内側には透湿防水シートを貼ります。弊社で使用しているのは、透湿・防水に加えて遮熱性も備えた、IMA SUPERコート®AL。

内部の湿気を外へ逃がしつつ、雨粒のような大きな水滴はシャットアウトしてくれるので、壁の内部に湿気がたまりません。
このように、通気層と透湿防水シートを組み合わせた工法を『通気工法』といいます。

お客様が快適に暮らせる住環境を提供することが、私たちの使命です。
目に見えない場所で起こる現象だけに、壁内結露はどうしても発見が遅れがち。しかし、その影響は甚大です。
住まいの長寿命化と、ご家族の健康のため。正しい工法を用いて、壁内結露を防止しましょう!