2025.05.08[家づくりについて]
大阪で断熱等級6の注文住宅を建てるための5つのチェックリスト
こんにちは、ゆめすみかです。
一口に『断熱等級6』といっても、実は家を建てる地域によって、その性能は違います。たとえば、大阪市で建てる『断熱等級6』は、北海道や東北などの寒冷地では『断熱等級4』に該当します。
なぜ、このようなことが起きるのか。それは、断熱等級が地域区分に応じて分類されているから。
(画像引用:国土交通省|省エネ性能表示制度【ラベル項目の開設】)
大阪は比較的温暖な気候にあるとして、地域区分6地域に分類されています。6地域で断熱等級6を満たすには、外皮平均熱貫流率(UA値)が0.4W/㎡・K以下であることが条件。
それでは、実際に6地域で断熱等級6を実現するには、どのような対策が必要なのでしょうか。5つのチェックリストを用意しましたので、参考にしてください。
断熱等級6を実現する5つのチェックリスト
ここでは、木造軸組工法・充填断熱工法を想定し、主な断熱材の種類ごとに必要な厚み、選択すべき窓やドアの種類(性能)をまとめました。
□ 天井・屋根断熱
グラスウール(16K)の場合・・・厚さ310㎜以上
セルロースファイバーの場合・・・厚さ300mm以上
吹付ウレタンフォームの場合・・・厚さ65mm以上
屋根は夏の日射熱の影響を受けやすく、冬の暖気が逃げやすい部位。
切妻や寄棟など、屋根形状によっても必要な断熱の考え方は変わります。
□ 壁断熱
グラスウール(24K)の場合・・・厚さ105mm以上
セルロースファイバーの場合・・・厚さ105mm以上
吹付ウレタンフォームの場合・・・厚さ65mm以上
外気に接する部分の多い壁面は、住宅の断熱性能を大きく左右します。
家の形が複雑になるほど外壁面積が増え、断熱性能が低下しやすくなるため、建物形状もあわせて考える必要があります。
□ 床断熱
グラスウール(32K)の場合・・・厚さ80mm以上
セルロースファイバーの場合・・・厚さ105mm以上
吹付ウレタンフォームの場合・・・厚さ60mm以上
とくに1階の床下は冬の冷気の影響を受けやすい場所。
床断熱以外に基礎断熱という選択肢もありますので、それぞれのメリット・デメリットや建築条件、住環境に応じて選択しましょう。
□ 窓
サッシ・・・樹脂
ガラス・・・Low-E複層ガラス(U値1.6W/㎡K以下)
窓は最も熱損失が大きい部位。窓の大きさや方位によって、適切なガラスを選択する必要があります。
□ ドア
断熱玄関ドア(U値1.6W/㎡K以下)
玄関ドアは出入りする場所であると同時に、大きな熱損失が起こりうる場所でもあります。断熱性能と使い勝手のバランス、さらに気密性も考えて選択しましょう。
さらに快適な住環境を実現するために
ただ断熱等級6を満たすだけでなく、より快適な住環境を実現するには、以下の要素にも気を配ることが大切です。
・気密性の向上(ヒートブリッジ対策にも)
・日射遮蔽
・効率的な冷暖房
※ヒートブリッジ…局所的に熱を伝えやすい部分
そうすることで、快適性に+αで光熱費やメンテナンス費用などのランニングコストを削減し、住宅寿命を延ばすことにもつながります。
ゆめすみかの断熱等級6仕様『ハルクラスG6』では、これらの条件をしっかりクリアしているのはもちろん、気密性にもこだわることで、快適な室内環境と省エネ性を両立しています。
皆さんも、ゆめすみかで大阪の気候を心地よく感じる暮らしを始めてみませんか?