2025.09.18[家づくりについて]
遮熱と断熱どっちが大事?大阪でより快適な家を建てるための考え方
こんにちは、ゆめすみかです。
大阪で注文住宅を建てるとき、暑さ・寒さ対策は避けて通れないテーマ。
そこで断熱性能について少し勉強してみると、「遮熱と断熱、どちらを重視すべき?」という疑問に突き当たることがあります。
遮熱と断熱。どちらも大切そうだけど、大阪の気候特性にはどちらがより大切なのでしょうか。
遮熱と断熱のちがい

まずは、遮熱と断熱の基本的な違いから整理してみましょう。
遮熱は、日射の熱を室内に入れないこと。太陽の光そのものを反射したり、吸収を抑えたりして、そもそも建物に熱を溜め込まないようにする技術です。
一方、断熱は外気の影響をなくし、室温を一定に保つこと。外の暑さや寒さが室内に伝わりにくくする、いわば建物全体を魔法瓶のような状態にする技術。
どちらも暑さと寒さを防ぐために必要な技術ですが、このように目的と仕組みはまったく違うことがわかります。
大阪の注文住宅は断熱?遮熱?
大阪の気候を考えてみると、夏は35℃を超える猛暑が続き、冬も冷え込む日は0℃近くまで下がります。さらに、ヒートアイランド現象の影響で、夜も熱がこもる地域が多いのが特徴です。
これだけ寒暖差が激しく、しかも夏の暑さが厳しい大阪では、冬の断熱対策に加えて、夏の遮熱対策も必須。つまり、「どちらか一方」ではなく、「どちらも取り入れる」が正解ということになります。
夏の日射を効果的に遮るには?

では、夏の日射をたかめるには、具体的にどのような方法があるのでしょうか。
屋根の遮熱
屋根はとくに日差しの影響が大きい部分。屋根面からの日射を遮るには、遮熱塗装や遮熱シート、遮熱性の高い屋根材を用いる方法があります。屋根で受ける熱を建物内部に伝えないことで、2階の暑さを大幅に軽減できます。
窓の遮熱
窓については、方位によって遮熱タイプと断熱タイプのガラスを使い分けるのが効果的。南面は断熱タイプ、その他の面には遮熱タイプのガラスを採用することで、冬は南からの温かな日射をふんだんに取り入れつつ、夏の強い日差しの影響を最小限に抑えることができます。
ただし、南側に軒や庇、窓シャッターなど日差しを遮るものがない場合は、夏に室内が暑くなりすぎてしまうため、遮熱タイプを選ぶことをおすすめします。
結局、遮熱と断熱どっちが大事?

年間を通して快適に過ごすには、やはりどちらも必要。大阪のような気候では、冬の寒さに備える断熱性能と、夏の厳しい日射に対応する遮熱性能、この両方をバランスよく取り入れることが大切です。
ゆめすみかでは屋根や壁に遮熱機能のある防水シートを採用し、遮熱機能のある屋根材を使用しています。窓にはLow-E複層ガラスを標準仕様とし、断熱と遮熱のどちらも選べるようにしています。
技術的な選択肢が増えるほど、「何を選べばいいのかわからない」と迷ってしまいがちですが、実は答えはシンプル。大阪の気候に合ったバランスのよい設計で、夏も冬も快適な住まいを実現すること。それが、長く愛される家づくりの基本なのです。
++——————————++
ゆめすみかのLINEに登録すると、ここでしか見られない『最新情報』をGETできます!LINE限定の施工事例、土地情報、イベント情報など、ご興味のある方は“友だち追加”お願いします。^^
