2025.05.15[家づくりについて]
長期優良住宅ってどんな家?基準の内容を具体的に説明します
『長期優良住宅』という名前からして、なんとなく「いい家なんだろうなぁ」と思ってはいるけれど、実際にどういう家なのかはよく知らない。おそらく、そんな方がほとんどではないでしょうか。
そんな皆さまに向けて、本日は『長期優良住宅』について詳しく説明させていただきます。
長期優良住宅とは?

これまで日本では、約30年のサイクルで住宅を“建てては壊す”ということが行われてきました。当然ながら、海外諸国に比べて住宅寿命は短く、資産価値も低い。
このような状況を打破し、質の高い住宅を増やすため、“ストック型社会”への転換を目的として制定されました。
長期優良住宅の認定を受けるには、さまざまな条件を満たす必要がありますが、ここで代表的な認定条件をいくつか取り上げて説明していきます。

劣化対策について
以下の2つの条件に適合する必要があります。
・劣化対策等級3
・構造に応じた基準を満たすこと
たとえば木造住宅なら、床下空間の有効高さ確保や床下・小屋裏点検口設置などの基準があります。
省エネ性について
以下の2つの条件に適合する必要があります。
・断熱等性能等級5
・一次エネルギー消費量等級6
令和4年10月に、基準がZEH水準まで引き上げられました。
耐震性について
・耐震等級3
数百年に一度起こりうる地震対して、倒壊・崩壊しないことを表す指標であり、等級3は現行の耐震基準の1.5倍の強度を有します。
維持管理・更新の容易性について
・維持管理対策等級3
躯体を破壊することなく点検・修繕ができることが条件となります。
維持保全計画について
構造体力上主要な部分や雨水が侵入しやすい部分、給排水設備などについて、定期的な点検・補修に関する計画を策定し、計画どおりにメンテナンスを行うことが義務付けられています。
点検項目や時期については国土交通省で細かく定められており、建築主や住宅会社の責任のもと実施します。
その他の認定条件
ここまで取り上げた条件のほか、長期優良住宅の認定を受けるには、可変性、バリアフリー性、居住環境、住戸面積、災害配慮といったさまざまな条件に適合する必要があります。
長期優良住宅のメリット

最大のメリットは、これからの住宅に必要な性能がすべて備わっているという安心感。
さらに、税制面での優遇や補助金があるなど、経済的なメリットも。
»【メリットは?】長期優良住宅のお金に関するメリットを紹介!
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