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2022.10.06[家づくりについて]

2025年「省エネ基準義務化」で何がどうなる?

こんにちは、ゆめすみかです。
ニュースなどでご存知の方も多いと思いますが、今年の6月「建築物省エネ法等改正案」が可決となり、「脱炭素社会の実現に資するための建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部を改正する法律」が公布されました。
これにより、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて「省エネ対策の加速」「ストックの省エネ改修や再エネ設備の導入促進」「木材利用の促進」などを進めるための施策が始動!
中でも今後、住宅に大きく関わってくるのが「2025年の省エネ基準義務化」です。

【省エネ基準の義務化で何がどう変わる?】

これまで300㎡以上の中規模・大規模建築物が対象だった「省エネ基準の適合」が、住宅を含むすべての建築物に義務付けられます。

【住宅に義務付けられる省エネ基準は?】

2025年以降は、すべての新築住宅に、省エネ基準「断熱等級4」以上の適合が求められるようになります。
国土交通省の概要資料には、省エネ基準に該当する「戸建て住宅の外壁・窓の断熱仕様例」として、窓と外壁の断熱仕様が提示されています。
これによると、東京・大阪・神戸などが該当する6地域の場合、外壁の断熱材は暑さ85mm以上。窓は透明複層ガラス・アルミサッシ等の仕様が必要とされています。

出典:国土交通省「脱炭素社会の実現に資するための建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部を改正する法律(令和4年法律第69号)」概要資料
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/content/001487589.pdf

また、現状の等級1~等級3に当たる住宅は建築不可に!
さらにこれまで最高等級だった「断熱等級4」の上に、等級5~7が新設されます。等級5はZEH基準相当、等級6はHEAT20G2相当、等級7はHEAT20G3相当です。

【住宅取得の補助金や税制優遇にも影響が!】

省エネ基準の義務化は2025年なのでまだ大丈夫と思う方もいらっしゃるでしょうが、すでに各方面に影響が。住宅取得支援に関する補助金や税制優遇などに関して、「省エネ性能」「断熱性能」が高いものほど優遇される傾向が高まっています。また2025年の「省エネ基準」に該当しない住宅は、補助対象から外れる場合も。
住み始めてからの光熱費や快適性のことなども併せて考え、現時点から2025年を見据えた家づくりをしていく必要がありそうです。

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